士業との共同売却事例

写真:2階建てアパート

差し押さえられてしまったアパート売却のお悩みご相談(M様)

弊社の取引先である司法書士からご紹介を受けM様にご連絡をさせて頂いた所から本件は始まります。司法書士の話では詳しい話は本人から聞いた方が良いとの事で電話をしましたが、当初電話でお話させて頂いた内容は短く、お互い自己紹介をした程度でM様からは「おたくの仕事になるか分からないけど1回会えますか?」とのことでした。後日状況が分からないままお会いさせて頂き、話をお聞きするとM様がお持ちの1棟マンションが税金の滞納で差押えされており、その他にご所有のワンルームマンション5室のキャッシュフローもかなり危険な状況であることが判明致しました。原因はいわゆる「かぼちゃの馬車事件」以前から横行していた銀行と不動産屋がグルになって粗悪な物件を過剰融資で一般エンド投資家に購入をさせていた手口に引っかかってしまった事でした。
M様のお話を良くお聞きすると、毎月20万以上はマイナスで、空室が連続して増えると30~40万以上マイナスになる事もある…と悲痛な表情でお話されていたのを今でも覚えています。恥ずかしくて今まで誰にも相談出来なかったが、知り合いの司法書士に相談したところ弊社をご紹介されたとのことでした。

M様の抱えていた悩み

  1. 差し押さえられた不動産を競売で手放したくない
  2. 自己破産は避けたい
  3. 全て不動産を手放してリセットしたい

リプロプラスからのご提案と解決方法

弊社としてはM様のご要望が実現できるか、それぞれの残債を正確にお聞きし、査定価格を正確に算出することで最適解を模索しました。その結果、ワンルームマンション5室は残念ながら全て借入残債以下の査定価格となってしまいましたが、幸いにも1棟マンションの立地が良い場所だったこともあり、1棟マンションを弊社の顧客の投資家様に任意売却することで全ての負債を完済出来る事が判明しました。そこでまず税金の差押えが実行されないように市役所へ相談し、また、借入を起こしている金融機関へも返済の計画と予定を事前相談しスムーズに全ての売却が完了する段取りをしました。その後、弊社の顧客投資家様が予定通り1棟マンションを購入して下さり、その売却益でワンルームマンション5室をそれぞれ投資家様に売却することで1室ずつ残債を整理していきました。結果として11ヵ月かかりましたが、ワンルームマンションが当初の想定よりも高値で売却出来た事もあり、M様の手元に金員も残すことが出来た為、M様のご要望が実現されました。

ご整理完了後

ご紹介下さった司法書士からのお話では、その後M様は全ての返済ストレスから解き放たれ、本業で奮起して再度貯金し、今回の失敗を糧に再度不動産投資をしているとの事でした。少し不安になりましたが、健全な運用が出来ているとの事でしたので、本件で取り返しがつかなくなる前にキャッシュフローが悪い不動産を整理出来た事はM様のお役に立てたのかなと一安心しております。

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