相続対策売却事例

写真:草が覆い茂っている遊休更地

相続した不動産による相続税支払いのお悩みご相談(U様)

「相続税が払えなくて厳しい。何とかして欲しい」そんなご相談をU様から頂いた事が始まりでした。U様のお父様は急死され、U様はお母様もすでに他界されていた為、ご兄弟3人で武蔵野市の一等地の更地300坪を相続されたものの、ご兄弟の仲が非常に悪化しており今後についての相談等が全く行えず、納付期限も近づいている為相当な不安とストレスと感じていた様です。

U様の悩み

  1. 相続税が高額で自己資金では払えない
  2. 相続人の兄弟間の関係性が悪くスムーズに売却が進まない
  3. 管理する自信がない為不安が大きい

リプロプラスからのご提案と解決方法

U様とお会いしてお話をお聞きすると、上記3点が大きな悩みだと分かりました。特に兄弟間の関係性が修復不可能なレベルであり、今後関わり合いを断ちたいのでU様の持分だけでも売却し相続税を支払って早期の解決を強く望まれていました。持分売買は弊社でも得意な分野でありますが、持分売買は正常な完全所有権と比較すると低額になるケースが多々あります。またU様は前述した希望に加え、相続税を支払った後も資金をお手元に残したいという考えが強かった為、弊社がまとめ役になる事でご兄弟の2人とお会いし、共有物分割協議を行いそれぞれの持分割合に応じて土地を分筆し1分の1の状態で各自が土地を所有する状態にすることを提案しました。
弊社からご兄弟にご連絡させて頂いた際には最初は驚かれていましたが、既に兄弟間の関係性が悪化していたこともあり、当事者同士で合うよりも気が楽だったようで、弊社のご提案に耳を傾けて下さいました。
その後状況は二転三転しましたが、辛抱強く交渉を行う事で最終的には協議がまとまり、協議で決まったラインで分筆を行いそれぞれが1分の1の土地を所有する状態に出来ました。その後は協議中に買主様を探し決めておいたのでU様が所有することとなった土地は速やかに売却を行い、相続税納付期限前に相続不動産のご整理が完了しました。勿論、U様のお手元にはまとまった資金も残りましたので非常に喜ばれておりました。

ご整理完了後

ご整理が完了した翌年のお正月にU様から連絡がありました。しばらくぶりの連絡に弊社の担当は何かトラブルが?と不安になったようですが、内容はU様から改めて感謝のお電話だったようです。
当時はお父様の急死から兄弟間のトラブルもあり息をつく暇もないまま過ごされていたようで、弊社が間に入って全ての整理が完了した後、やっと年末年始でゆっくり過ごされたようで、改めて弊社に依頼して良かったと強く感じて下さったようです。(社歴の浅い担当は不手際があったのかとドキドキしたようですが、弊社は社歴の長いベテランの社員が一緒に提案等を行いますのでご安心下さい。) 担当の顔が、U様と電話でお話させて頂く間に、不安な顔から感謝されることへの戸惑いの顔に変化していった光景は私としても非常に興味深く、また改めてU様に貴重な体験をさせて頂いた瞬間でした。

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